BGM入りです。music by Sora Aonami  

 

 

 

オーロラを見に行く

 

 

 

 

日本から10数時間の空の旅を終え、

 

あなたは今、カナダの空港へと降り立ちました。

 

ここはカナダの北、ノースウエスト準州にある都市イエローナイフ。

 

夏には白夜に近くなるこの北方の地では

 

とくに美しいオーロラが見られます。

 

あなたは、一番よく見えるといわれる

 

視界の開けたグレートスレイブ湖沿いの素朴なロッジに宿をとりました。

 

さあ、いよいよ夜が近づいてきました。

 

夕食を済ませたあなたは

 

ジャケットをしっかり着込んで外に出ます。

 

ここは、-40度になることもある地です。

 

たまたま、今日は宿泊客も少なくて静かな夜です。

 

ラッキーなことに、ちょうど新月でオーロラ観測には最高の夜になりそうです。

 

空がだんだん漆黒へと近づくにつれて

 

何千何万という星がちかちかとまたたきはじめました。

 

 

そして、いよいよ

 

 

光のショーが始まりました。

 

 

まるで、ここにはあなたとオーロラしか存在していないかのように

 

 

あなたは、その世界へと吸いこまれていきます・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたの目の前で

 

 

オーロラは、刻々と形を変えていきます。時には、その色までも。

 

 

東の針葉樹の平原で現れたオーロラは

 

 

まるで生き物のようにゆっくりとゆらめいています。。。。。

 

 

もう少し、森まで近づいてみよう。。。

 

 

そう思ったあなたは、針葉樹の森に向かって歩いています。

 

 

まだ、雪が残る中を1歩1歩

 

 

ホテルからはずいぶん離れたところまで来ました。

 

 

まるでここには、あなたとオーロラだけで語り合っているかのような

 

 

そんな静かな静かな心の世界です。

 

 

針葉樹の下から見上げるオーロラはいっそう力強く輝いています。

 

 

なんという美しさでしょう!!

 

 

そのカーテンは時折いっそう光を強めたかと思うと

 

 

雪の針葉樹の平原も、あなたのカラダも明るい光で照らしだします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと気がつくと、オーロラは天頂にまで出ていました。

 

 

森の真上だけに出ているかのような、そんな錯覚にとらわれます。

 

 

あなたは、真上を見上げています。

 

 

光のショーは常に形を変え、あなたを飽きさせることはありません。

 

 

天頂に出ているオーロラも動いています。

 

 

あなたは、宇宙の中にいる自分自身を感じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光はさらに強くなり、まるで満月の夜のような明るさになっています。

 

 

その光のうねりは、最後のショーのしめくくりをするかのように

 

 

強い光を放ちはじめました。

 

 

あなたが来た小さなホテルの方を見上げると

 

 

そこはもう光のうずになっています。。。。

 

 

あなたとオーロラは、今、ひとつになっています。

 

 

そう。

 

 

もともと、ひとつだったのです。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

All Photos by Fumio Kato

 

 

 

 

●画像は撮影者に著作権があります。フォト協力:加藤文雄氏(Blue Dolphin)

ヒーリングルームのトップへメープルフォレストへ

*